超音波検査士とは

病院などの医療機関で様々な臨床検査を行なう技術者を臨床検査技師といいます。臨床検査技師は、血液検査・尿検査・心電図検査などを行ないますが、超音波(エコー)を使った検査をするためには「超音波検査士」の資格が必要となります。近年では検査の複雑化に伴い分業化がすすんでいます。超音波検査の専門知識と技術を備えたエキスパートとしての認められたのが超音波検査士です。超音波検査士は国家資格ではなく、社団法人日本超音波医学会の認定資格です。超音波検査は検査に伴う痛みも無い安全な検査の一つで日常的に行なわれており、医療機関において超音波検査士の存在は必要不可欠なものとなっています。

超音波検査士になるための受験資格

超音波検査士になるためには、臨床検査技師・放射線技師・看護師・准看護師のいずれかの資格を持ち、臨床検査の実務経験を積んでいることが前提です。また「超音波医学会」または「超音波検査学会」に入会し、3年以上在籍することが必要です。受験に際して症例の提出も必要となります。提出する症例数は150で、その中から10例を選び「写真」「シェーマ」「超音波所見」「確定診断」を記入しなければなりません。そのうえで日本超音波医学会の認定を受けている超音波専門医の推薦をもらって、ようやく認定試験を受けることができます。超音波検査士は各領域に分かれており、循環器、消化器、体表臓器、泌尿器、産婦人科、健診の6分野となっています。同年度には1領域しか受験できないので、6分野全ての認定を受けるには最低6年間必要となります。超音波検査士の資格を得るには、長い道のりが必要ですね。

超音波検査士の認定試験

超音波検査士の認定試験は年1回実施されます。申請書の提出期間は8月から9月、試験は2月となります。合格発表は3月で、認定証の交付は認定料5,000円を添えて認定証送付申請後に領域別認定証が交付されます。超音波検査士認定試験の合格率は高いようです。認定試験は「超音波の基礎」と「受験する臨床領域」について各30問の筆記試験です。「超音波検査士認定試験問題集」という過去問の問題集が出版されていますので、仕上げの勉強におすすめです。学会が開催するセミナーや講習にも積極的に参加しましょう。また最新の診断技術知識や臨床経験も必要となりますので、小規模の医療機関などで希少な症例を経験していない場合は他の病院の症例を見せてもらうなどしましょう。

2010年02月08日の贈る言葉
人生を越えた何かがあるとき、人生は美しくなる。byJ・ドルメッソン
23時31分36秒最終更新